車を修理するところというのは大きく分けて2つあります。
1つは新車販売を行っているディーラーの整備工場、そしてもう一つは町にあるいわゆる自動車整備工場ということです。
この2つの整備工場において、一番大きな違いとなるのが専門的な技術です。
ディーラーの整備工場では自動車メーカー側から提供された専門的で効率のよう修理をするためにサービスマニュアルやその整備方法にあった特殊工具、通称SSTというものが配布されています。
その代表となるのが車につけられているODBIIコネクターに専用端末つないで故障個所を判断する専用コンピュータです。
これは社外不出のもので町の整備工場に出回ることはなく、よくこの端末を使わなければ修理できない時などに町の整備工場がこの機会を借りに来ることがあります。
最近はこの端末頼りになる整備が主流であるため、複雑な整備や修理はディーラーの整備工場でないとなかなかできないようです。
それでも最近ではそれに似たような専用端末が販売されるようになりそういったことも少なくなってはいますが自動車メーカーと全く同じというところまではいっていないようです。
逆に町の整備工場にもメリットはあります。
それは費用が比較的安く済むこと、純正部品を使って修理するときなど部品代はどうしてもかかってしまいますが、工賃はある意味その整備工場の言い値となるので、もともとの金額も安いですし、値引きや分割払いなども柔軟に対応してくれます。
ある意味、お役所と民間の関係にあるのがディーラーと町の整備工場ではないでしょうか。
こういったことから考えると、例えばECU関連とか電子制御関連などの比較的新しい技術に関わる部分の整備や修理はディーラーが良いことになり、時間はかかってもできるだけ安い費用で修理を行おうというのであれば、整備工場の方がいいということになりますが、ただ、メカニカルトラブル的な修理は町の整備工場の方が直すのが上手であることが多いようです。
実は最近のディーラーでの自動車修理ではなく、部品交換が主流なのです。
昔のようにエンジンをかけてその音を聞いたり、バキューム計や燃圧系などを付けて、いろいろ試して故障個所を見つけ、その故障個所を点検したり、清掃したり、それでもだめならその部分だけ交換したりというやり方ではなく、エンジンが調子悪いといわれれば、すぐに専用端末をつないでそのエラーコードからすぐに交換個所を見つけ、不具合の出ていない部分も含めてそっくり交換してしまうのです。
しかし、町の整備工場は、たたき上げの正真正銘の整備士であり、車にあった適切な修理を低価格で行うことができるのです
どちらに出した方がいいかと悩んだ時はとりあえずディーラーに持ち込むのが一番手っ取り早いのですが、修理費用を抑えたい時は修理個所にあわせて選ぶといいかもしれません。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇