輸入車が故障しやすい部分とは?

輸入車は国産車と比べて、故障やトラブルなどが多く発生するといわれていますが、そういった噂はあながちウソではないようです。
しかし、輸入車でも国産車でも優れた技術を持った自動車メーカーが作っているものなのにどうしてこんなにあちこちトラブルが多いのでしょうか。
その原因は気候風土と道路事情が大きく関係しています。

 

まず気候風土ですが、日本は自動車先進国の中では少数派となっている明確な四季を持つ国で、寒暖の差が激しく、更に周りを海で囲まれているため、湿度が高いというお国柄になっています。
もちろん、国産車はこういった環境に耐えられるような車作りをしているのですが、輸入車はその国の気候風土に合わせた車作りをしているために、それが日本にはあわないのです。
よく言われるのは、ヨーロッパ車は電気系や雨漏りに弱いといわれます。

 

これは寒暖差があまり激しくなく、湿度もそれほど高くない環境において必要最低限の機能を果たすような車作りになっており、都心部でも-5度から40度まで変化する気温に配線ケーブルをカバーしているビニールやゴム素材がついていけなくなるのです。
更に夏の湿度の高い時には温度差から劣化し硬化した被覆のひびや破れなどからその湿気が侵入し、ショートや断線などを起こしてしまうのです。
これは何も灯火系などだけではなく、ECUやオルタネーター、エアコンコンプレッサー、そのほか電気を使って動いている部分、電気に関わる部分全てにおいて言えることです。
それから雨漏りですが、これも気密性を保つためにつけられているゴム製のウェザーストリップが硬化してその役目を果たさなくなり、ゲリラ豪雨や台風、梅雨時などに雨が中に侵入してしまうのです。
それと同時に雨漏りだけでなく、ゴム製の部品を用いた部分、例えば、ウォーターポンプや冷却系、サスペンションにつけられているゴムブッシュ、ショックアブソーバー内のバルブ、エンジンマウントやトランスミッションマウント、デフマウントなどにも大きな影響を与えています。

 

道路事情の違いのよって引き起こされるトラブル

その代表的なものがアイドリングや音に関するトラブル。
アイドリングが不安定だとか、ある一定の条件下で変な音がするというものですが、これはどちらも日本でしかトラブルとして扱われていないものらしく、本国ではそういったトラブル事例は、全くないようです。
その理由は車がアイドリング状態になる時間が全く違うからです。

 

日本は慢性的な渋滞となっており、地方に行ってもスムーズに走れない状態、それによってエンジンをかけた状態で停止することが多くなります。
そうなるとどうなるかというと、渋滞にはまったことのある方ならすぐにわかると思いますが、ドライバーは暇になり、タコメーターをちょこちょこ見たり、エンジンの音がいつも以上に気になってくるのです。

 

しかし、諸外国は違います。
渋滞が多い国もありますが、先進国では比較的スムーズな流れで走っていることが多く、そもそもアイドリング状態でいる時がありません。
エンジンがかかっている時は走っている時というのが当たり前となっているので、アイドリングの不安定とか音がどうのこうのといったことに気が付くときがないのです。
日本はアイドリングの不調と音に関するトラブルが世界一多い国といわれるのも理解できます、要するに止まっている時間が長いということでたいしたトラブルでもないものがトラブルに見えて、聞こえてくるということのようです。
さすがにこういったところまであわせて車作りは諸外国の自動車メーカーは行っていませんので、これをトラブルとして言われても困ってしまうのです。

 

もしかすると買い替えしたほうが得するかもしれません・・・

修理より買い替えの方が得する