故障したから車を買い替える、それもいいでしょう。
しかし、それが許されるのはお金が余って仕方がない方か会社の経費を増やしたい大繁盛の企業だけでしょう。
一般的にはまず修理を考えます。
例えば、ボディがへこみや傷があるのであれば板金塗装屋さんにお願いすることになるでしょうし、アイドリングが不安定な場合はディーラーに持ち込んで適切な修理をすることでしょう。
どちらもかかる費用は車の修理費用として高いものではありませんし、それでほぼ完ぺきな状態まで修復することができます。
そういった中でこれを機会に車を買い替えようという方はいないでしょう。
しかしこれは重大なトラブルだったら話は全く違ってきます。
例えば
- エンジン不調、O2センサーやスロットル、エアフローセンサー、可変バルブタイミング機構など様々なセンサー類。
- 不調の原因として考えられるすべてをチェックしてもどこにも不調個所はなく、念のため買えることができる部分を交換しても全く改善が見られないといったもの。
- トランスミッションにおいても変速動作がスムーズではないとか、全く走らなくなったりなどというトラブルに悩み、ディーラーのメカニックに見てもらったらCVTのベルト切れとか、トルクコンバーターの故障などで30万円以上もの修理費用が掛かってしまうという
のであれば、買い替えも考えてしまうでしょう。
これには二つの不安が付きまといます。
1つは金銭的な問題、この車がまた購入してばかりで、メーカー保証が有効であれば、こういった大きなトラブルはほとんどカバーしているので金銭的な負担はわずかでしょう。
しかし、メーカー保証が切れた場合ではすべてこれを自腹で払わなければならないということになり、かなり大きなダメージとなるでしょう。
そしてもう一つの不安は、お金を出してでも修理することはできるのですが、また同じトラブルや類似のトラブルが起こらないかという不安。
だいたいの場合、こういった多額の修理費用が掛かるようなトラブルはメーカー側の知ってのことで、二度と同じトラブルが発生しないようにと対策品を用意するのですが、一度トラブルにあい、それが路上などで怖い思いをしてしまった場合などでは、それでも信用することができなくなるのです。
この2つの部分がクリアできるのであれば大きな故障を起こした場合でも完治するのであれば、修理する方がいいでしょう。
しかし、修理しても完治しない、修理費用が工面できない、自動車メーカー自体が信用できなくなったということであれば、買い替える方がいいのかもしれません。
要はその人の価値観の問題かもしれません。
車の買い替えや処分を考える時は、あらかじめ自車の査定を忘れずに👇👇👇