アウディA6アバントでよくある故障と修理費用

ブレーキを掛けるとガクガクする

A6アバントには対フェード性の高いベンチレーテッド式ブレーキローター付きのディスクブレーキが標準装備となっています。
さすがアウトバーンのある国、ドイツの車です。
300psオーバーのハイパワーエンジンを搭載し2トン近くにもなる車体を安全の止めるためにはどうしてもこれくらいのスペックが必要なのでしょう。

 

これが国産車と大きく違うところです。
日本国内を走ることを前提に作られている国産車、特に大衆車と呼ばれるものは走るスピード域も低く、急ブレーキもそれほど多用することもないため、ブレーキシステムにあまりお金がかけられていません。
フロントだけディスクブレーキだったり、それもベンチレーテッドディスクではなくソリッドディスクだったりと高いストッピングパワーを得ることよりもブレーキダストの少なさ、ブレーキの鳴きの少なさ、ブレーキパッドやブレーキシューの減りの少なさを優先したつくりになっていることが多くなっています。
A6アバントのように四輪ともベンチレーテッドディスクブレーキとなっているのは一部のスポーツモデルか無駄に高い価格が付けられている高額車両だけです。

 

ブレーキだけを見てもヨーロッパの車と国産車ではこれだけ考え方に違いがあります。
ですので、同じA6アバントでも本国ドイツではトラブルにならないのに日本ではトラブルとなってしまうこともあるのです。
その1つがこういった症状、走行距離50000キロぐらいのA6アバントでブレーキペダルを踏むとブレーキの効き具合が断続的になり、ボディ自体のガクガクするようになったというものですが、これは明らかにブレーキローターの摩耗によるブレーキのジャダーです。
ディスクブレーキは金属製のブレーキローターをブレーキパッドで左右から挟み込むことで制動力を生み出します。
そのため、ブレーキローターとブレーキパッドの間で摩擦が起こることなり、その摩擦で主にブレーキパッドが減っていくことになるのですが、実は減っているのはブレーキパッドだけではなく金属製のブレーキローターも減っています。

 

ブレーキローターの減る量はブレーキパッドの減り方よりはるかに少ないので、あまり気が付かないこともあるかと思いますが確実に減っており、特にスポーツ走行用など制動力を高めるためのブレーキパッドに付け替えたりするとその減りは極端に多くなります。

 

実はA6アバントのディスクブレーキもスポーツ走行用のブレーキパッドをつけた時と同じような状態となっており、ブレーキの鳴きやパッドの減り具合、ブレーキダストの量よりもストッピングパワーを高めるためブレーキパッドが付けられていますし、ブレーキローターに使われている素材も性能重視のものが使われているので減りがかなり早くなります。

 

国産大衆車につけられているディスクブレーキのブレーキローターであればそれこそ何万キロも持ちますし、もしかしたら新車で購入してから数年後の乗り換えるまで間に一度もブレーキローターを交換しないかもしれません。
これができるのは国産大衆車だからでドイツのアウディが作るA6アバントでは無理な話なのです。

 

ドイツの車では完全ノーマル状態でも50000キロ程度でブレーキローターを交換するべきでそれを怠るとブレーキローターが摩耗してうすくなり、ブレーキを掛けた時の高熱状態と走行風による冷却が繰り返されることでひずんでしまい波を打った形になってしまいます。
波を打ったところに左右からブレーキパッドを押し付けてしまえばブレーキキャリパーは大きく揺れてその振動はブレーキペダルやボディ全体に広がってガクガクするようになってしまうのです。

 

修理としては二通り、1つはブレーキローターにまだ厚みがある時で歪みが少ない場合に使える方法ですがブレーキローターを取り外して研磨してブレーキローターの歪みを取ります。
これなら一枚当たり10000円ぐらいの費用で出来るでしょう。
もう1つの方法は、ブレーキローターの厚みが限界を迎えていたり、歪みが大きい時に行ますがブレーキローターの交換という方法です。
この場合は部品代と工賃がかかるため、一枚あたり20000円ぐらいに費用が掛かります。

 

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天井の内張が剥がれる

これはA6アバントのみならずアウディのモデルすべてにおいて起こりうるトラブルです。
症状としてはルーフの内張りの布が剥がれきて、垂れ下がってくるというものです。
状況としてはどうやら布を張り付けているいわゆる「糊」のようなものが剥がれてしまい、ルーフの内張パネルと布を張り付けておく力がなくなってしまったようです。

 

実はこういったトラブル事例は本国ドイツではほとんど起こっていません。
なぜならこのトラブルの原因となっているのは何も糊の成分が悪いからでもないですし、生産工程で不備があったからでもなく、その車を使う環境があっていないからなのです。
A6アバントはアウディの車、アウディといえばドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲンの子会社でアウディもドイツの自動車メーカーです。

 

ドイツの気候はベルリンを例に挙げると平均気温は-3度から23度ぐらい、降水量は一番多い月でも東京の4割程度しか雨が降りません。
対して日本の首都、東京では氷点下になることは稀ですが最高気温は40度を超えることもあるのです。
要するにA6アバントを使うと想定しているドイツのよりも温度も湿度もかなり高くなっているということになります。

 

特に最高気温、ドイツでは一般的に25度を超えることはないのですが、日本では40度を超えることもあるわけで、実はそれがルーフの内張が剥がれてくるというトラブルの最大の原因だったりするのです。
簡単に言えばドイツの気候では耐えることができる糊が日本の高温多湿の環境に耐えることができなくなり、それによって糊としての性能を発揮させることができなくなったことによってだらんと剥がれてきてしまうということです。

 

修理ですがディーラーに持ち込むと確実にルーフ裏の内装パネルを交換することになります。
ちなみにその交換されるもののドイツ仕様の糊が使われているのでまた同じことになる可能性が高いですし、それだけで10万円以上の修理費用を掛けるのはばかばかしいと思います。
おすすめは自動車の内装を手掛けている専門店にお願いして布を張りなおしてもらうか、イメージチェンジを兼ねて新しい布に張り替えてもらうといった方法をとるといいでしょう。
これなら50000円以下で直すことできますのでかなり安く上げることができます。

 

AFS警告灯の点灯

A6アバントにはAFSという機能つけられています。
これは国産車でも採用しているものがたくさんありますが、いわゆるコーナーリングランプ的なものでヘッドライトを点灯している状態でステアリングホイールを回してフロントタイヤの向きが変わるとそれと同調してヘッドライトのロービームとして付けられているレンズユニットを動かすことで進行方向を照らすようにするものです。

 

A6アバントではこの機能にトラブルが起こることが多く、走行中に突然AFS警告灯が点灯し、更ににぎやかに警告音が鳴り響くといったことになってしまいます。
こうなる原因はそのほとんどがレンズユニットを左右に動かすためにつけられている電気モーター、ダイナミックコーナリングライトモーター用の配線が断線してしまっているせいで、ステアリングホイールを回すたびに左右に動くこ戸から切れやすくなってしまうようです。

 

この修理を正規ディーラーに持ち込むと原因を調べる間もなくすぐにヘッドライトアッセンブリーを交換して直そうとします。
ディーラーはどの自動車メーカーのものでも修理屋ではなく部品交換屋ですので仕方ありませんが、その交換費用20万円となってしまってはそう簡単にお願いすることもできないのではないでしょうか。
配線ケーブルが1本切れているだけで20万円です。

 

ここはディーラーではなく、アウディの修理に精通している修理工場にお願いして配線のハンダ付けと故障コードの消去といった方法で直してもらいましょう。
こちらなら修理費用は10000円もかかりません。
あるいは自分で出来るかと思います。

もしかすると買い替えしたほうが得するかもしれません・・・

修理より買い替えの方が得する